こんにちは、Willバスケットボールスクールです🏀
現日本代表選手とのプレー経験や元全日本代表監督の指導を継承しながらバスケットボールを指導しています!

だんだんシュートが決まる確率が上がってきたよ!

それはすごい!けど、それって本当に良いシュートだった?
「練習中にシュートが入ったからOK」
それ、ちょっと危険かもしれません。
バスケットボールでは、シュートが“たまたま入る”こともあります。
試合本番では良いかもしれませんが、練習の段階から試合のように通用するシュートを打てるようになるには、「入ったかどうか」よりも「どう入ったか」を大切にする意識が必要です。
この記事では、「良いシュート」と「悪いシュート」の違いを明確にしながら、シュートの“質”にこだわるためのポイントを紹介します。
- 「入ったシュート」より「良いシュート」が大事な理由
- 良いシュートと悪いシュートを見分けるポイント
- 日々の練習でシュートの“質”を高める方法
※この記事は、【シュートフォームを変えなくてもシュート精度は上がる!】を読んだ後だと、より理解が深まります。
良いシュートと悪いシュートの違い
バスケの練習中、シュートが「入ったかどうか」だけで満足していませんか?
もちろん、シュートが入ることは大切です。でも、“どんなシュートが入ったのか”によって、未来の成功率は大きく変わります。
ここでは、良いシュートと悪いシュートの違いを、感覚的にも視覚的にもわかりやすく解説します。
良いシュートの特徴
- ゴールに入ったあと、自分の正面にボールが戻ってくる
- ボールにキレイなスナップがかかっていて、回転が安定している
- リングに触れる音が静か(スイッシュ or 弱いリングタッチ)
これはつまり、「安定したフォーム・正確なリリース・正しい角度」がそろっている証拠です。
何度打っても、同じ感覚で再現できるのが“本物のシュート”です。

自分の正面にボールが戻ってくる
ボールがリングをスムーズに通り抜けて、自分の前に返ってくる。これは無駄な力みや横ズレがなく、縦方向の軌道が安定している証拠です。
補足:シュートアーチが適正(約30度)で、スナップがしっかり効いていると、このような跳ね返り方になります。
スナップが効いていて、ボールの回転が綺麗
リリース時に手首のスナップがしっかりかかっていると、ボールには均一な後方回転(バックスピン)がかかります。
この回転があると、リングに当たっても跳ねにくく、“入る確率”が上がるのです。
入ったときの音が「静か」
スイッシュで決まる、あるいはリングに軽く触れる程度で入るシュートは、フォームとリリースの質が高く、力のロスがない状態です。
音でも“良いシュートかどうか”は判断できます。
悪いシュートの特徴
- ゴールには入ったけど、リングに強く当たって跳ね返っている
- シュート後にボールが右や左に流れていく
- 回転がかかっていない、手ごたえが曖昧
一見入っているように見えても、これでは「たまたま入ったシュート」になります。試合では再現性が低く、安定しません。


試合はラッキーだから、練習中から気をつけよう!
強くリングに当たって跳ね返る
シュートアーチが低かったり、リリースが雑だったりすると、ボールは勢いよくリングに当たって跳ね返ります。
これは“力で押し込んだシュート”になっていて、試合では成功率が下がります。
ボールが左右に流れていく
リングには入ったけど、ボールが横に流れている場合、リリースのタイミングや指先の感覚にズレがあります。
これは再現性が低く、安定したシュートにはつながりません。
回転がかかっていない or 不安定
回転がバラバラなシュートは、空中でブレやすく、リングに当たったときの跳ね返りも予測不能になります。
回転が安定しないと、“入り方”も不安定になるのです。
練習の中で「シュートの質」を高めるには?
「質の高いシュート」を打つためには、フォームを完璧にするよりも、シュートの感覚と再現性を高めることが重要です。
ここでは、普段の練習でできる「シュートの質」を高める方法を紹介します。どれも、すぐに意識できる内容です。
シュート後のボールの跳ね返りを見る
最も簡単で効果的なのが、「シュートのあと、ボールがどこに跳ね返ってきたかを見る」ことです。
- 前に落ちる → 角度と回転が安定している
- 左右に流れる → リリースがぶれている可能性
- 強く跳ね返る → スナップ不足 or アーチが低い

原因がわかれば次のシュートで改善点を意識しやすいね!
毎回のシュートの「入り方」を観察することで、自分のシュートの質に自然と意識が向くようになります。
良いシュートは、ゴールネットをきれいに通り抜け、真下に落ちたり、自分の正面に跳ね返ってきます。これは、無理のないアーチと、正しい回転がかかっている証拠です。
「フォーム」より「感覚」に集中する時間を作る
練習の中に“あえてフォームを意識しない”時間を設けるのもおすすめです。
たとえば:
- 「スナップだけ意識する時間」
- 「回転だけ確認する10本」
- 「入ったときの音に集中する練習」
これらは、細かい感覚に集中する時間です。自分の「シュートが決まる感覚」を言語化できるようになると、ブレたときの修正力も上がっていきます。

試合形式の練習で“どんなシュートを選んだか”振り返る
1on1や3on3など、試合に近い状況でのシュートでも、終わったあとにこんなことを振り返ってみましょう。
- そのシュート、リズムやタイミングはどうだった?
- フォームや体のバランスは崩れてなかった?
- 打ったあとに「あ、入る!」と感じた?
「入った・外れた」だけではなく、「質の良いシュートだったか?」を判断する目を養うことが、試合での安定感につながります。
自分自身の感覚の中で「今のはスナップが甘かったな」、「角度が少し低かった」といった自己評価ができるようになると、自分で修正できる力が身につきます。
まとめ:「入ったかどうか」より、「自信を持って打てたか」が大事
シュート練習をしていると、「入った!よし!」「外れた…ダメだ…」と、結果ばかりに気を取られがちです。
しかし、“質の高いシュート”を身につけるために大事なのは、入ったかどうかだけではありません。
「今のシュート、自分らしいリズムで打てたか?」
「理想のアーチが描けていたか?」
「スナップは効いていたか?」
そんな“シュートの質”に目を向けてみることで、あなたのプレーは一気に変わっていきます。
自信を持って打てたシュートは、たとえ外れても、次に決められる可能性を大きく引き上げてくれます。逆に、たまたま入っただけのシュートには、再現性がなく、試合で頼れる武器にはなりません。
だからこそ、これからの練習では、毎本のシュートに意味を持たせてみてください。
「結果よりプロセス」「入ったかより、良いシュートだったか」。
そういう意識が積み重なれば、何がダメだったかを即座に考え改善でき、あなたのシュートは、より大きな武器になるものへと変わっていきます。

普段の練習から考えることで試合中でも考えて入るようになるよ!
「Willバスケットボールスクール」では、オフェンス・ディフェンスを問わず細部にこだわる重要性や実戦での応用力も丁寧に指導しています!
1on1の基礎から、2on2、さらには5on5といった実戦形式まで幅広く解説しています。状況に応じた判断力や連携の取り方など、実戦で本当に使えるスキルを段階的に身につけていきましょう!
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