こんにちは、Willバスケットボールスクールです🏀
現日本代表選手とのプレー経験や元全日本代表監督の指導を継承しながらバスケットボールを指導しています!

シュートがなかなか入らないよ。フォームを変えた方が良いのかな、、、

まずはフォームは変えずに精度が上がるコツを理解しよう!
「最近シュートが入らない…フォームが悪いのかな?」
そう感じて、動画を見たり、プロ選手のフォームを真似してみたり、フォーム改善に取り組む選手は少なくありません。もちろん、フォームを見直すことは大切です。でも、実はフォームを大きく変えなくても、シュートの“精度”を高めることはできるのです。
特に、成長期の選手にとっては、急にフォームをいじることでリズムやタイミングを崩してしまい、逆に入らなくなってしまう…というケースもよくあります。
大切なのは、「自分のフォームのまま、どうやって入る確率を高めていくか」です。
今回は、シュートの成功率に大きく影響する2つの要素、
「角度(アーチ)」と「指先の感覚」に注目して、すぐに取り入れられる具体的な改善ポイントをご紹介します。
- シュートが入る確率を上げる“理想的な角度(アーチ)”とは?
- 左右にズレる原因は“指先”だった?感覚で修正するコツ
- フォームをいじらずに、今すぐできる“精度アップ練習”
理想的なシュートの角度は約30度
シュートの成功率を高めるために大切なのが、ボールの“軌道”=アーチの角度です。
リングに対してボールが落ちてくる理想的な角度は約30度前後とされています。
なぜこの角度が良いのかというと、次のような理由があります。
- リングに対して接触面が広がるため、入りやすい
- リムに当たったときでも、跳ね返らずに入る確率が高い
- 角度があることで、ネットに吸い込まれるような“きれいなシュート”になる
逆に、角度が高すぎたり低すぎるとリングに当たったときに弾かれてしまう可能性が高くなります。


こうやってみると意外とアーチを出してシュート打たなくても良いんだね!

アーチを出すことに意識しすぎて距離が届かない人が多いよ!
30度の感覚ってどうやって身につけるの?
理想的なシュートの角度は約30度とわかっても、実際の練習から「これは30度!」と意識して打つのはなかなか難しいですよね。
ではどうすれば、その角度を体の感覚として覚えることができるのでしょうか?

練習から分かれば意識しやすくなるね!
答えは、「他の選手のシュートをリング真横から見る」意識を練習の中で身につけていくことです。
他の選手のシュートをリング真横から見てみよう
理想のアーチを身につけるために最も効果的なのが、「他の選手のシュートをリング真横から見ること」です。
リング真横というのは、ちょうどサイドラインから見た角度のこと。
ここから観察すると、以下のメリットがあります。
- シュートの軌道が高いか低いか
- リングの上にしっかり落ちているか
- どのくらい“入りそうな軌道”なのかがはっきりと分かります。
- 良いシュートなのか悪いシュートなのか

良いシュートと悪いシュートってそうやって判断するの?

良いシュートだとゴールに入ったらボールが自分のところへ返ってくるよ!
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良いシュートと悪いシュートとは
特にシュートが上手な選手のフォームだけを見るのではなく、“ボールの飛び方”を観察するのがポイントです。

自分のシュートも横から見てみよう!
他人のシュートを見ることで目が養われたら、次は自分のシュートを横から見てもらう/撮ってもらうのがおすすめです。
- スマホやタブレットでサイドライン側から動画を撮影してもらう
- 入ったシュートと外れたシュートの軌道の違いを見比べてみる

確かに!リバウンドをしてもらいながら見てもらうこともできるね!
こうすることで、「感覚と実際の軌道のズレ」が見えてきて、自分で気づけるようになります。
感覚というのは、練習量だけで身につくわけではありません。
“見る力”を使って頭と体の両方で理解していくことで、習得のスピードが一気に上がります。

リング真横からシュートを見る習慣を、ぜひ練習メニューの中に取り入れてみてください。
- ゴール下からリング真上にふんわり落とすような「ソフトタッチのフローターシュート」
- フリースローや近距離から「角度を意識して」アーチ調整する練習
左右のズレは「指の感覚」で修正できる
「シュートは届くのに、左右にズレて外れる…」
そんなとき、力の入れ方やフォームを気にする前に、チェックしてほしいのが“指先の感覚”です。
シュートの最後にボールへ力を伝えるのは、ほぼ指先だけ。
つまり、どの指でリリースしたかが、ボールの左右のブレに直結しています。
ボールが最後にどの指から離れているか?
理想的なシュートでは、ボールは人差し指 or 中指からきれいに押し出されて飛んでいきます。
しかし、左右にズレる選手は以下の原因が考えられます。
- 最後のリリースが薬指で当たっていた
- 人差し指に過度な力が入っている
指の力のバランスが崩れることで、シュートが意図せず左や右に流れているケースが多いです。
まずは自分のシュートがどの指でリリースされているかを意識してみることが第一歩です。
「なんとなく外れた」ではなく、
「あ、今は 薬指が強すぎたな」と感じられるようになれば、シュートの精度は確実に上がります。


左右のずれは自分しかわからないよ。手先を見ながらシュートを打つ練習をするか近くで動画を撮ってもらおう!
- 指の力だけでシュートを打つ「ワンフィンガーシュート練習」
- シュート前にボールの置き位置を安定させ、手首と指の力だけでシュートを打つ練習
より完璧なシュートを求めて
理想のアーチ(角度)をイメージできること。左右のズレを指先でコントロールできること。
この2つは、シュートを決めるうえで欠かせない感覚です。
そこにもう一つ大切なのが、「リズムとタイミング」です。
角度・指先の感覚を意識しながら、自分にとって一番スムーズにシュートが打てる流れを身につけていきましょう!
それこそが、より完璧なシュートへと近づく鍵になります。

何本も練習でシュートを打って自分のリズムとタイミングを掴もう!
リズムとタイミングは“練習の中で育てる”
シュートのリズムとタイミングも、感覚の一部です。
「このタイミングなら決まる!」という“自分の間(ま)”を持っている選手は強いです。
今までこんな失敗をしたことはないですか。
- ディフェンスに焦らされて急いで打ってしまった
- 構えすぎてリズムが止まり、手だけで打ってしまった
精度の高いシュートを打つには、自分のペースで打つ感覚が何より大事です。
この感覚は、フォームのように「直す」ものではなく、練習の中で“育てていく”ものです。
この感覚をどうやって鍛えるのか?
難しく考える必要はありません。
日々の練習の中で、以下のようなことを意識するだけで感覚は磨かれていきます。
- フリースローのルーティンを毎回同じにする
- 3Pのキャッチからシュートの流れを同じテンポで練習する
- 試合形式の練習でも「自分の間で打つ」ことを意識する
こうした積み重ねが、自分の感覚のズレに気づき、修正できる力につながります。
最終的には、自分に合ったテンポ、自分にとって気持ちのいいタイミングで繰り返すことです。
それが、安定してシュートを決めるための“本物の感覚”を育ててくれます。
まとめ:フォームよりも、“感覚”を磨こう
「シュートが入らない=フォームのせい」と考えるのは、実は少し早とちりかもしれません。
今回ご紹介したように、角度・指先・リズム・タイミングという「感覚」を磨くことで、シュートの精度は確実に上がっていきます。
- 理想の角度は約30度。リング真横から見て覚える。
- 左右のズレは、指先の感覚で調整できる。
- 精度を安定させるには、自分のリズムとタイミングを持つこと。
これらは、どれも特別な技術ではなく、日々の練習の中で育てていけるものです。
「入らないから直す」ではなく、「入れるために感じる」。
そんな視点で、ぜひ今日からのシュート練習を意識しながら取り組んでみてください!
「Willバスケットボールスクール」では、オフェンス・ディフェンスを問わず細部にこだわる重要性や実戦での応用力も丁寧に指導しています!
1on1の基礎から、2on2、さらには5on5といった実戦形式まで幅広く解説しています。状況に応じた判断力や連携の取り方など、実戦で本当に使えるスキルを段階的に身につけていきましょう!
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